クリニックブログ

2017.03.29

【院長ブログ】胃カメラは何で必要か?

胃カメラを受ける意義は大きく分けて3つあると言えます。

1つ目は、症状のある人に対して、その症状が何であるかを診断する目的に行います。

胃カメラでは以下の診断が可能です。

  • 逆流性食道炎・・・(主な症状)呑酸、ゲップ、胸焼け
  • 食道癌・・・(主な症状)つかえ感、嚥下困難、体重減少、嗄声
  • 食道静脈瘤・・・(主な症状)吐血、下血
  • 胃癌・・・(主な症状)胃部不快感、食欲不振、体重減少、貧血症状
  • 胃潰瘍・・・(主な症状)胃痛、黒色便、貧血症状、食欲不振、吐血
  • 十二指腸潰瘍・・・(主な症状)空腹時胃痛、背部痛、黒色便、貧血症状
  • 下咽頭癌:(主な症状)喉つかえ感、嚥下困難、嗄声

など

上記の症状は典型例であり、例外もあるため、有症状の際は遠慮せず胃腸内科・消化器内科にご相談下さい。

2つ目は、症状のない人に対して、病気の早期発見を目的に行います。

無症状ですので、自主的に検査するか、市町村区などの地方自治体による検診で行うかとなります。最大の目的は、日本人男性の罹患率第1位(2012年)、日本人女性で罹患率3位(2012年)の胃癌の早期発見にあります。2014年に発表された「有効性評価に基づく胃癌検診ガイドライン」を受けて、胃癌検診に胃カメラを導入する地方自治体が増える一方で、検診の質をどう担保するかなどの課題も出てきています。日本消化器病学会専門医もしくは指導医による胃カメラの検査をお勧めします。

ほかに、症状のない人に対して、下咽頭癌・食道癌・十二指腸腫瘍の早期発見、慢性胃炎・胃ポリープの有無などを診断することもできます。

3つ目は、病気が見つかった人に対して、治療を行う目的に行います。

早期食道癌・胃癌・十二指腸癌に対する内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術)、貧血をきたしている胃ポリープに対する内視鏡治療(内視鏡的粘膜切除術)、食道静脈瘤に対する内視鏡治療(内視鏡的静脈瘤硬化療法・結紮術)などが挙げられます。治療を行う際は、その治療を得意とする専門病院での治療をお勧めします。

品川胃腸肛門内視鏡クリニック

院長

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