便秘外来

お腹のお悩みはなんでもご相談ください

腹痛、下痢、便秘、お腹の張り、吐き気、食欲不振など、お腹の症状はさまざまで、ほとんどの方がこうした症状を経験されています。そして、おなかの調子が悪いことで日常生活に支障が出てきている方もまた多くいらっしゃいます。消化器疾患を長く専門的に診療してきた経験から、お腹に現れる症状は、適切な検査を行って正確に診断した上で治療することの重要性を強く感じています。
特に下痢と便秘は、長く悩まれている方がとても多いため、それぞれの専門外来で質の高い診療を行っています。治らないとあきらめず、一度ご相談ください。
また、気持ちや体調が乱れた時にも、まっさきにお腹の症状が現れることはよくあります。そして、お腹の調子はとてもデリケートな現れ方をすることもあります。そういった点にもきめ細かく配慮し、患者様に寄り添った診療を行うことで、お一人でも多くの方がお腹に関するお悩みから解放されるサポートをしたいと考えています。
お腹のことでお悩みがありましたら、なんでも気兼ねなくご相談ください。

便秘外来

便秘とは

数日間、排便がないことが便秘ではありません。正常な便通は、きちんと便意があってトイレに行き、軽くいきんだだけで楽に排便してスッキリするというものです。数日ぶりの排便でも、このようなものであれば問題はありません。便秘は、便意がない、強くいきまないと出ない、排便時に痛みや不快感がある、排便後にスッキリせず残便感があるという症状があることですから、毎日排便があってもこうした症状があったらそれは便秘だと言えます。
ただし、ほとんどの場合、便秘は毎日の排便がないことが多く、1週間便通がないなどというケースも珍しくありません。この場合、老廃物を身体にため込むことになるため、さまざまな悪影響が現れます。また、便秘の場合、排便のたびに強くいきんでしまう方が多いのですが、これは肛門への負担がとても大きく、痔などの原因にもなってきます。

便秘の原因

便秘の原因というと、食物繊維の不足を思い浮かべる方が多いと思いますが、疾患の中には便秘になりやすくなるものがありますし、治療薬の副作用で便秘を引き起こすこともよくあります。また、環境の変化などストレスも大きな要因のひとつです。
そして、『便意の我慢』が原因の便秘も実は少なくありません。便意を我慢することが多くなると、徐々に便意を感じなくなっていき、便秘になります。また、便意は排泄に最適なタイミングを身体が知らせてくれるサインですから、これがない時に排便する際には無理にいきむ必要があり、肛門にも大きな負担をかけてしまいます。
また、便秘を日常的に市販薬で解消していた場合、効果が薄れて増量を繰り返し、結果的に便秘を悪化させてしまうケースも珍しくありません。
こうしたさまざまな原因が複合的に作用していることも多いため、便秘でお悩みの場合には、専門的な診療を受けることをおすすめします。

便秘の種類 急性の便秘と慢性的な便秘

急性の便秘

それまで便通に問題がなかった方が、急に便秘の症状を起こすものです。

病気を原因とする急性の便秘
病気によって便秘が起きた場合には、腸捻転や腸閉塞の可能性もあります。便秘だけでなく、強い腹痛や吐き気も伴うようでしたら、すみやかに受診をおすすめいたします。

その他を原因とする急性の便秘

急性の便秘は、食生活の変化、環境の変化などで起こる場合もあります。こうしたケースでは、食物繊維の多いメニューにするなど食生活を見直して、適度に運動し、ストレスを上手に解消することで便秘も改善可能です。また、最近はダイエットを原因とする便秘も増加しています。単純にカロリーや糖質をカットするだけでなく、お通じにもよい食事を心がけてください。

慢性的な便秘

病気が原因となっているもの、腸の働きが低下することで起こるものがあります。

病気を原因とする慢性的な便秘

甲状腺機能低下症やうつ病など、慢性的な便秘が症状として現れる病気がいくつかあります。また、副作用として便秘が起こりやすい治療薬もあります。消化器の病気では、大腸がんや大腸ポリープの可能性があり、他の臓器の病気が便秘を起こす場合もあります。まずは原因となっている病気や薬をつきとめることが重要です。

腸の働きが低下して起こる慢性的な便秘

弛緩性、直腸性、痙攣性の3種類に分けられます。

弛緩性便秘

結腸の緊張が弛むと腸の蠕動が弱まり、便を押し出す力も低下して慢性的な便秘が起こります。この便秘が起きやすいのは、高齢者や多産歴、大きな病気をした方、内臓下垂がある方です。

直腸性便秘

便意を我慢することにより起こる便秘です。日常的に浣腸を行うことでも起こります。便意の我慢は直腸の神経を鈍くして、排便反射を起こりにくくしますし、排便反射がなくなってしまうこともあります。この便秘が起きやすいのは、高齢者や大きな病気をした方です。

痙攣性便秘

腸の痙攣によって便の通過が妨げられて起こる便秘で、大腸の蠕動運動が強すぎる時に起こります。便秘と下痢を交互に繰り返す過敏性腸症候群の症状でもあり、ストレスが大きな原因のひとつとされています。

便秘外来で行っている治療について

ご来院前に、浣腸などをせずにいらしてください。

ご注意 お薬手帳をお持ちください
高血圧治療に使われる神経遮断剤、抗うつ剤や向精神薬、モルヒネ、鎮咳剤、腸の鎮痙剤、利尿剤など、便秘になりやすい副作用を持つ薬剤はたくさんあります。薬の副作用で起こる便秘には、的確に軟便剤や緩下剤を服用して解消することも必要になってきます。当院では、こうした副作用による便秘の診察や治療も行っています。ご来院の際には、お薬手帳をおもちください。なお、飲んでいるお薬をお持ちいただいても大丈夫です。

 

 

  1. 初診
    • 受付で問診票をお渡ししてご記入いただきます。 ご不明な点がありましたら、受付にお声掛けください。
  2. 診察
    • 医師が問診票に基づいてお話をうかがいます。お腹についてのお悩みをなんでも気兼ねなくお話ください。その後、肛門指診、肛門鏡診、直腸鏡診、腹部診察などを行います。
  3. 検査診断に必要な検査があれば、それについてご説明し、ご納得いただいてから検査を行います。
      • 検査は主に腹部レントゲン撮影ですが、大腸の病気が疑われた際には、大腸内視鏡検査が必要になりますので、検査日をご相談します。
    • 診療方針の決定診察や検査の結果についてわかりやすくご説明し、患者様と最適な診療方針についてご相談していきます。
      • 便秘の解消には、生活習慣などの改善も有効です。
    • 処置
      • 直腸に便がたまっていたら、摘便や浣腸の処置を行って解消します。
    • 投薬
      • お薬で便秘の改善が見込める場合には、処方箋をお出しします。しばらくお薬を服用いただき、次回来院いただいた際に結果をうかがった上で、改めて診療方針を決めていきます。

    便秘解消のための生活改善

    食物繊維の積極的な摂取

    便の量が少なければスムーズな排便は望めません。食物繊維は便の量を増やしますので、これをたっぷり含んだ食材を積極的に摂取しましょう。外食では特に食物繊維が不足がちになりますので、サイドメニューで食物繊維が多いものを追加するなどして調整してください。

    食事は規則正しく摂りましょう

    毎日の食事を規則正しく摂ることが効果的です。ある程度決まった時間に食事を摂るよう心がけてください。

    朝食は必ず摂りましょう

    目覚めた後、朝食を摂ることで腸は蠕動をはじめ、これが便意につながります。朝食を抜くとうまく便意が起こらなくなるだけでなく、自律神経の働きも鈍ってしまいますので、便秘の慢性化につながります。

    水分をたっぷり摂りましょう

    水分が少ない便は硬く排便しにくいため、痛みなどの苦痛が生じることもよくあります。食物繊維が豊富な食事をしていても、水分が少ないと便が硬くなります。排便が苦痛になるとトイレが億劫になり、ますます便秘をこじらせてしまいます。
    注意いただきたいのは、食事中にとった水分は大腸に届きやすく、それ以外のタイミングで摂った水分は小腸で吸収されやすいということです。小腸で吸収されてしまうと大腸の水分量が不足します。糖尿病を避けるため、糖分のないものを選んで飲むようにしてください。

    適度に運動しましょう

    身体を動かさないと腸の動きも鈍くなり便秘を起こしやすくなります。身体を動かして、腸の動きを活発にしましょう。激しい運動は必要ありませんので、日常的に続けられる散歩などがおすすめできます。階段を使うようにしたり、通勤や通学時に歩く距離を少しだけ長くするなども効果があります。

    便意を感じたらすぐトイレに行きましょう

    便意を我慢することは便秘につながります。便意があったらすぐにトイレに行く習慣をつけましょう。特に朝食後は便意が自然に起こりやすくなっています。朝、余裕を持って過ごせるよう、早めに起きましょう。

    ストレスを解消しましょう

    自律神経が胃腸の働きをコントロールしています。ストレスがあると腸の働きが鈍くなり、便の動きが遅くなって、便秘につながるケースもあります。ゆったりリラックスすることだけでなく、アクティブに楽しむこともストレス解消には効果的です。ご自分に合った解消法を見つけましょう。

    その他、注意いただきたいこと

    女性は周期にご注意ください

    黄体ホルモンは大腸の蠕動を抑制する働きを持っているので、黄体ホルモンが分泌される排卵から月経までの時期は女性が便秘になりやすいのです。その期間には、食物繊維が豊富な食事を摂り、たっぷり水分を摂るようにしてください。特にダイエットをしている場合には、食事の量がどうしても少なくなって便秘が起こりやすいため、こうした周期にもしっかり注意を払う必要があります。

    高齢者の便秘は要注意です

    高齢になると食事量自体が少なくなりますし、全身の筋力が低下し、運動も不足するため、それまで全く便通に問題がなかった方が便秘になることがよくあります。水分をあまり摂らない方も多いため、その点にもご注意ください。

    下痢外来

    下痢とは

    急性下痢と慢性下痢に分かれていますが、どちらも症状は水分量の多い便を頻回にきたす状態です。急性下痢は急激な発症が特徴で2週間以内に収まるもので、ほとんどはウイルスや細菌による感染性胃腸炎により起こっています。慢性下痢は症状が4週間以上続くもので、下痢外来では主に慢性下痢を診療しています。

    慢性下痢の原因

    過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome: IBS アイビーエス)によるものがほとんどですが、炎症性腸疾患によって起こっている場合や、大腸がんの可能性もあるため注意が必要です。それ以外では、小腸や膵臓の疾患、甲状腺機能の異常など内科疾患によって起こる場合があります。また、日常的にアルコール摂取量が多いことでも慢性下痢が起こります。

    下痢外来で行っている治療について

    ご注意 お薬手帳をお持ちください

    お薬を飲んでいる方は、お薬を持って来ていただくか、お薬手帳をお持ちください。

    1. 初診受付で問診票をお渡ししてご記入いただきます。
      • ご不明な点がありましたら、受付にお声掛けください。
    2. 問診
      • 医師が問診票に基づいてお話をうかがいます。お腹についてのお悩みをなんでも気兼ねなくお話ください。下痢の状態や回数、腹痛、食事内容、そして生活習慣などをお聞きします。
    3. 検査診断に必要な検査があれば、それについてご説明し、ご納得いただいてから検査を行います。
      • 血液検査:内科疾患や内臓機能について調べます。腹部レントゲン・エコー(超音波)検査:腸管や内臓の状態を調べます。
        便培養:腸内細菌に原因でないかを調べます。
        大腸内視鏡検査:粘膜の状態を直接観察して、ポリープやがん、炎症性の疾患などがないか調べます。

    4. 診療方針の決定原因となる病気があればその治療を行います。
      • 原因が炎症性の腸疾患にあった場合には、長期に渡り治療を続ける必要があります。こうした際にも、患者様が生活に不便をお感じにならないよう、きめ細かく配慮しながら治療を行ってまいります。

        ストレスや生活習慣により慢性下痢の症状が起こっている場合には、患者様のお仕事やライフスタイルに合わせた治療法やお薬などについて詳しくご説明しながら、お考えに添った診療方針を一緒に立てていきます。

    5. 投薬
      • お薬で便秘の改善が見込める場合には、処方箋をお出しします。しばらくお薬を服用いただき、次回来院いただいた際に結果をうかがった上で、改めて診療方針を決めていきます。

    下痢解消のための生活改善

    処置アルコールの摂り過ぎは下痢の原因になります。飲酒は適量を守るようにしてください。また、香辛料や油脂分の多いメニューも控え目にしてください。
    冷たいものを取り過ぎないことや、お腹を冷やさないよう心がけるのも重要です。シャツなどのトップスをズボンなどのボトムスに入れるようにして着用すると冷えにくくなります。
    また、ストレスの上手な解消も効果があります。腸の働きは自律神経がコントロールしているため、睡眠をしっかりとって、生活のリズムを整えましょう。そして、軽い運動は、腸や内臓の働きを整え、ストレスの解消にも役立ちます。

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